
故人が亡くなってから七日目に行う初七日の法要。
福島県の郡山市では「三日七日」と呼ばれる事もある法要ですが、実際のところどんな手順で行われるのか疑問に思っている方も多いと思います。
初七日法要の基本をしっかり学んでおきましょう。
初七日法要の本来の意味

初七日とは、命日も含めて七日目に行う法要の事です。
では、なぜ七日目なのでしょうか?それは、故人が三途の川のほとりに到着する日、激流か急流か緩流かのいずれを渡るかがお裁きで決まる大切な日であると考えられえいるのが七日目だからです。
残された遺族は故人がせめて穏やかな緩流で渡れるようにと願いを込めて行う法要なのです。
初七日本来の意味を知る事で、故人が心穏やかに緩やかな川を渡れるような意味の深い初七日法要を行いましょう。
初七日法要の基本
葬儀と合わせて行われる初七日の法要。基本的な流れをつかんでおけば安心です。
ここでは、葬儀と同時に行う場合と葬儀とは別の日に行う場合をご紹介しています。
もし、施主になってしまった時のために、しっかりと確認しておきましょう。
- 1、読経
- 葬儀後、僧侶に読経をしていただきます。
- 2、焼香
- 読経の間に、施主から順番に(前の方に着席している人から)焼香をしていきます。
- 4、僧侶退場
- 僧侶が会食に同席しない場合 → お布施・ご膳代・お車代を渡します。
- 僧侶が会食に同席される場合 → 会食後、お布施・お車代を渡します。
- 5、施主の挨拶
- 喪主が来ていただいた方に向けて挨拶をします。
- 6、会食
- 故人を偲んで会食していただきます。
<葬儀と同じ日に行う場合>
- 1、僧侶入場
- 後飾りの祭壇の前に僧侶の席を用意して、そこに座っていただきます。
- 2、施主の挨拶
- 施主が来ていただいた親族へ向けて始まりの挨拶をします。
- 3、読経
- 葬儀後、僧侶に読経をしていただきます。
- 4、焼香
- 読経の間に、施主から順番に(前の方に着席している人から)焼香をしていきます。
- 5、法話
- 遺族の迷いを取り除き、悲しみを受け止めるためのお話をしていただきます。
- 6、僧侶退場
- 僧侶が会食に同席しない場合 → お布施・ご膳代・お車代を渡します。
- 僧侶が会食に同席される場合 → 会食後、お布施・お車代を渡します。
- 7、施主の挨拶
- 喪主が来ていただいた方に向けて挨拶をします。
- 8、会食
- 故人を偲んで会食していただきます。
<葬儀と別の日に行う場合>
初七日の香典について
ほとんどの方が気になる初七日の香典について、郡山市での一般的な金額と表書きをご紹介します。
初七日用の香典は必要?
基本的には葬儀とは別の法要と考えて、別に包むのがマナーとしては良いでしょう。
しかし、葬儀と同時に行う場合は特に用意しない場合もあります。
別に包んだ場合は、受付時にお悔やみの言葉を述べてから葬儀の包みと一緒にお渡しします。
気になる初七日の香典金額は?
郡山市の一般的な金額ですと、葬儀の香典の半額くらいが目安と言われています。
<あなたの祖父母の初七日の場合>
・5,000円~30,000円
<あなたの両親の初七日の場合>
・10,000円~50,000円
あなたの年齢やあなたとの関係性により、上記の限りではありませんので、よく確認してご用意ください。
一番確実なのは、郡山市にお住まいの親戚やご近所、またはお寺さんへ聞くのが良いでしょう。
初七日用の表書きはどうしたらいい?
一般的に初七日用というものはありませんが、通常は不祝儀用の白黒の結び切りののし袋を用い、表書きには「御霊前」と書きます。
初七日用の香典にだけ、表の右上に「初七日」と書き添えるとより丁寧でしょう。
ここで気をつけたいのが「浄土真宗」の場合です。この場合宗教の関係上、四十九日より前であっても「御仏前」と書きます。
亡くなった方のためにも法要は心を込めてしっかりと
今ではすっかり「葬儀とセットもの」という概念が定着した初七日法要。
遺族は絶対にやらなければいけないものとして、もはや義務的に行っているケースも多いのではないでしょうか?
でも、考えてみてください。自分の子供や孫たちが義務的にたんたんと行う法要なんて亡くなった方は本当に喜んでいるのでしょうか?安心してあの世へ行けるのでしょうか?
初七日は骨上げから二~三日後が一般的ですが、葬儀とセットにして行う理由としては、遠方の親戚に葬儀後、再び集まっていただくのは大変なので、ということに尽きます。
通夜、葬儀と続いて忙しい時ではありますが、親族とご一緒に心を込めて初七日の法要を行いましょう。
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